音が小さくならないように

深夜の肥溜めです

「空白を赦さない」

 1st.EP.「春を忘れない様に」リリースツアー「僕等は春を叫んで征く」、完走しきりました。メンバーと友人達で朝まで過ごし、帰ってきてから延々と寝てました。全身筋肉痛です。

 

 7/31の福島セカンドライン。新体制初のライブでした。のざきが入ってくれて、その後追う様に佐竹とりくとが入ってくれたんですよね。そっから8月〜9月ライブをしながらEPの制作をしていました。アホなスケジューリングに笑うしかなかったです。

 

 そんな中でものすごいレコ発ツアーが組めました。今僕らができる最高のツアーだったと思います。

 

1日目 大阪 福島セカンドライン

asmi./shotgun marriage/あすなろ白昼夢/朝焼けはいつも

 

2日目 京都 VOXHALL

sazame/今村亘佑/雨面ナラカシ/Orbit/ナイトサファリ

 

3日目 滋賀 浜大津B-FLAT

クロスメイト/LuLu culur/Blume popo/ヨダカ/The Over Sensation

 

 総勢14組のバンド/シンガーの力を借りて今回走りました。昔からの仲間から先輩から最近知り合ったけどおもろいから出るって言ってくれたバンドまで、色んな理由や意味があってどの日も人が集まってます。

 僕たちだけでは到底走りきることが出来なかったツアーです。本当に本当にありがとう。ツアー日程だけじゃなくて、今まで対バンしてきてくれた人たちみんなに支えられながら生活していた様な気がします。もちろん各ライブハウスのスタッフや、友達、先生、家族にも。みんな本当にありがとう。

 

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 僕は不器用な人間故に、臆病なんです。僕の言ってる事は人に伝わっているのだろうかと物凄く不安になります。いつも確信を得られない。

 ライブ中に言う優しい音楽でありたいという言葉は、裏を返せば自分の為でもあるんです。そういう言葉をかけられたい、態度をとられたい。だからこそ主張をする。

 

 そんな中で自分達が主催のツアーです。ここで主張をしない訳にはいかない。 

「僕等は春を叫んで征く」、主張をするツアーだったはずです。今まで背負ってきたもの、見つけた物を叫んできました。19年生きてきた分、色々なことがありました。正しいことも、間違えたこともたくさんありました。ここから先も多分色んなことが起こるし、乗り越えていかないといけない「何か」は辛いこともたくさんあるんだと。

 

 でもなんか、なんとかなるんじゃないかなぁと。僕はツアーをして珍しく人になんか伝わったんじゃないかなぁと思いました。もっともっと伝えていけるんじゃないかなぁとも思いました。

 脆い人間なので、こういう日があるだけで赦されている気がします。

 

 少し自己内省的すぎますね。割と本音ですが、まだまだ他己に伝えていきます。

 

 空白は赦されません。また次の機会で会えたら嬉しいです。

 

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f:id:sora_muff:20191117161446j:image 滋賀のロックバンド、A veny pafaのボーカルをしてます。今﨑ソラです。ではまた。

 

 

 

 

 

音楽について考えるとは?

 お久しぶりです。今﨑ソラです。よろしく。

 

 昨日ちょっと考えさせられる事があったのでつらつらと書いていきます。何かっていうと、ある音楽関係者がツイッターに「必死で売れるために頑張ってるバンドマンは見てて悲しい」っていうツイートをしてた事に対してです。

 

 まず僕が違和感を覚えたのは以下の点です。

 

「売れるために頑張るのは間違いなのか?」

 

 「売れるため」というワードが争点でした。僕は4月に僕以外のメンバーが全員抜けて、6月末までは全部弾き語りでライブをしてます。ブッキングの連絡から物販の準備から最後まで全部一人でしてました。自ずと「どうやったらもっと届ける事ができるだろう」っていうことを常に考える事になります。それプラス僕はメンバー探してるのでいろんな人と出会う意味も含めて「名を売りたい」っていう考えも出てきます。その結果として計画的に活動をするという事は必然だと思ったわけです。

 

 その音楽関係者の方の論は「音楽をやりたいバンドと音楽で売れるためのバンドでは音楽の届き方が全然違う」というもので、売れるために曲を書いたり活動をしてる強かなバンドには心動かされないよねという論。いや、勿論わかります。ものすごく。音楽をしたいっていう強い気持ちから産まれる曲はかっこいいのはそうだと思います。滋賀のバンドって周りに流されないですし、シーンがしっかりしてるのはそういうバンドが多いからですよ。

 

 じゃあその曲をどう売っていくかを考えるのも必然だと思うわけです。おそらくここの感覚がずれてたので言い合いになったんだと感じています。

 

「売れるために頑張るのは間違いなのか?」

  

 違和感の部分です。 自分の作った音楽は色々な人に届くのが好ましいです。それは広義で言えば「売れるため」でもあるかもしれないです。当たり前ですけど別にお金がたくさん欲しいとか、かわいい女の人抱きたいでもないです。「売れる」っていう1つのステータスは多くの人に届いているっていう指標になると思うので、それに向けて活動することは間違いではないと思います。勿論全体として「音楽をやりたい強い気持ち」があることを大前提として。

 

 音楽をやりたい強い気持ちだけで音楽するんやったら一人か何人かで山に篭って演奏してたら良いと思うんですよね。(海外のポストロックバンドの制作期間割とそんな感じらしいですが)僕も一時期内省的すぎる時期があったので強くは言えないんですが、お客さんの事考えたりしてると身の振り方とかは自ずと考えると思うんですよ。何も考えずに活動するのにライブハウスに出るって矛盾してませんか?音楽やりたいだけならライブハウス出るのって最初は正直お金もかかるし意味ないと思うんですが…

 

 でも僕は自分の音楽をより多くのお客さんに届けるために、それこそ「売れるため」に音楽活動をしてます。ライブハウスにいます。

 

 多分間違いじゃないですし、それで音楽性が変わってしまってる事もないです。ってか全部自分らしい歌ですし曲です。

 

 嘘かほんとかはライブ見てくれたらわかると思います。まだまだ前に進まないといけないです。ひたすらに。

 

 音が小さくならないように。

 

 

 

 

 

 

 

追いコン

 とにかく演者も関係者の皆様も、そして何より御来場頂いたお客様。全ての方に格別の御礼を申し上げます。僕はそんなつもりそんなになかったのですが、実質今回のコンサートのプロデューサーだったらしく(顧問曰く)、本当に無事に昨日を終えられてホッとしています。ありがとうございました。

 30周年だったそうです。なんだかもう果てしないですね。「今年は30周年やから頑張れよ」と某先生から言われ続け正直かなりのプレッシャーでした。もちろん頑張らなければなりませんでした。歴史の重さ、この部活の良さが伝わるようなコンサートにしたかったんです。

 

 30年も続くことにはやはり訳があると思います。大津高校の軽音楽部はいわゆる自由自治であり、生徒の自主性が高く求められます。昨今の軽音楽部は顧問に厳しい指導をしてもらえるそうですが、基本的には大津高校の軽音楽部はその様な事はありません。やりたいことは自分で見つけ、ライブは手を上げなければ出られず(さらにはオーディションすらある)、アドバイスは自分から貰いにいき、そしてその結果に基づいた指導者は自分で探さなければならない。その他の音楽系の部活、あるいは他の軽音楽部ともまた違う環境に置かれていると思います。

 

 大津高校の軽音楽部は「音楽を続ける」「クリエイティブな事をする」という二つの柱があると某先生は仰っていました。いわゆる自由自治のこの部活にとってはとても大切な事です。持続的な活動をする為に部員が尽力し、常に革新的な音楽活動をする。この様な動きが30年受け継がれてきたわけです。これはバンド活動ではなく、あくまで同好会活動を経た部活動です。凄まじい事だと思います。その30周年の歴史をモロに感じた追いコンでした。

 

 そして僕たちも新しい事をしようと様々な試みをしました。僕が全体的な課題としたのはお客様目線でのコンサート運営という形でした。3時間という長丁場のイベントです。お客さんも座り続けて見ることは大変なことやと思います。毎年休憩が無く、途中で出ていかれてしまうお客様も多い印象がありました。なので一つ目として休憩を入れる判断をしました。お客様の為でもありますが、こちら側も演奏により集中して頂く為の措置です。二つ目は何よりもバラエティに富んだ選曲かつ伝統を踏襲する…という大変な物でした。そんな中でインストステージはやってよかったと思います。一般のお客様にどのように受け止めて貰えるかわからないインストバンドを楽しく見てもらいたいという思いは物凄くありました。結果的には盛り上がったので本当に良かったです。感動を覚えました。全国で記録を残す為には自分たちで楽曲を作らなければならないですし、その為にも色々な音楽を聴き続けなければいけませんでした。うちの軽音は入るだけで洋楽中心に知識が濃くなるので、普通の高校生とは違う視点を持つことが出来たと思います。なのでこの伝統を踏襲しつつ、バラエティに富んだ選曲をする事はうちのコンサートに不可欠だと思いました。もちろん反省する部分も多く、運営面の穴やタイムの不完全さなどがあり迷惑をかけた部分も多かったです。申し訳ないです。

 

 結果的には集客は約240。キャパとしては8割ほどの席のうまり具合ですね。来年以降まだまだ増やしていけるという手応えはあります。後輩達の事がとても楽しみです本当に。この部活はとても素敵な場所ですし、守り続けて欲しいです。f:id:sora_muff:20190324090927j:image

 

以上、ツイッターの10倍は書いてるみたいですね。またこれからもよろしくお願いします。f:id:sora_muff:20190324090845j:image

 

 

 

春を忘れないように

 「春を忘れないように」という曲をかきました。

 

 実は年明けからどうしようもないスランプで、DAWを立ち上げては消し立ち上げては消しを繰り返してました。最後まで曲が書けなかったんですよね。インプットの量に対してのアウトプットの比率がおかしかったと思います笑 多分パンクしてました。

 

 そんなこんなで4月に入ろうかという今新しい曲が書けました。春の曲です。「夜半に月は落ちる」「春と叢雲」で書いた事の起承転結で言うところの結びの歌のイメージ。もうここで終わらしてしまおうっていう硬い決意も含めた曲になりました。

 

 「春を鬻ぐ」(ハルヲヒサグ)という言葉が出てきます。所謂春を売るという意味の言葉です。僕は社会的に見れば若者だと思うのですが、俗に言う青春というものを過ごしているのだと思います。「春」とは価値ある時期だと思うのです。彼女は、もしくは僕は、いや僕たちは知らず知らずのうちに春を鬻いでいるのかもしれない。無駄にしている。そう思うときも多かったですね。

 

 ただ鬻ぐとはあくまで売るという事であり、それを売った対価を得るという行為でも同時にあるわけですね。僕は春を鬻ぐという行為を憎悪の目で見てます。時間は戻ってきませんし、なによりも大切にすべきものだと僕は思ってます。そういう歌を僕は「まあ仕方ないかなぁ」なんて諦めも含めながら書いてきました。今回はそういう諦めではなく、「赦す」に昇華した感じがします。春だけを見据えるのではなく、その先の時間を見据えて歌う事ができた気がします。

 

 でもその先の季節でも「春を忘れないように」という意味を込めての曲名です。高校卒業して、だんだん大人になることを強いられてる気がしますが僕はまあ別に悪いとも思いません。

時に身を任せながら大人であろうが子供であろうが関係なく今﨑ソラ自身であろうと思っています。

 

 という事で気になる人はライブを聴きに来て下さい。ここまで読んでくれた人ありがとうございます。ではまた!

 

 

僕とBIGMUFF

 おはようございます。今﨑ソラです。気が向いた時にパパッと書いたりしよかなと思ってます。書かなくなったらなったでいいかなと。

 

 今日はバイト休みなんで布団の中でダラダラとこんな事を始めました。なんでこんなん始めたんかっていうと、思ったことを文章で記録するのは大事な事だと思ったからです。Litone of usの結菜ちゃんが備忘録っていうブログらしき何かをしてて、(僕はtumbler?って奴のことを何かよくわかってない)読んでて胸痛くなってました。3年後は別の人のこと好きになってるんだろうな〜の下りとかが人間臭くて、自己嫌悪しつつも強かに生きなければならない日常の辛さを垣間見る気がする。別に特別仲が良かった訳ではないのかもしれないけれど結菜ちゃんは人としてもVo.としても僕は尊敬してます。やから同世代のバンドマンが居なくなると思うとやっぱり寂しいですね。そんな感じです。これから先もめっちゃ応援してます。

 

全然BIGMUFFの記事じゃないですね。そんなもんだ人生なんて。おそらく深夜の更新が多くなる事と思いますがチラチラと覗き見して下さい。

 

BIGMUFF.